北陸新幹線開通でますます注目を浴びている金沢。今回cultraでは、「お茶」をテーマにして歴史と芸術の溢れるこの街を更に掘り下げていくプレミアムツアーを行います。
新鋭のフードアーティスト諏訪綾子さんと、裏千家今日庵の業躰としてご活躍されている奈良宗久さんをゲストに迎え、「お茶」をテーマに新たな体験を創り上げます。
奈良さんの点てるお茶と、諏訪さんがつくりだすシチュエイションによって織りなす究極の侘び茶の世界。禅の思想を体感できる場としての鈴木大拙館と、そのあじわいの体験はお互いに響きあうことでしょう。加賀百万石の武家文化が今なお息づく金沢で行う特別な茶の湯の席は、これまでにあじわったことのない驚きと感動をもたらすでしょう。
また、1泊2日の日程となる金沢の旅では、旬の食材を使ったお食事と、心をこめた伝統的なおもてなしのお宿をお楽しみ頂くことができます。宿泊は、加賀屋グループ「金沢茶屋」。料理長自ら仕入れするこだわりの加賀料理と心づくしのおもてなしが、新鮮な体験を更に彩ります。樹齢2000年の香り豊かな「古代檜漆風呂」と「庭園風呂」(男女入れ替わり)が旅の疲れを癒してくれるでしょう。
旬の古都、金沢の夏をお茶会の体験とともに満喫する充実の内容となっております。
ぜひご体験下さい。
1日目は、奈良さんによる正式なお茶の世界を体験します。
奈良さんのご実家である大樋美術館に行き、百万石文化を伝え育てる加賀の茶陶の美を鑑賞します。手びねりで1つ1つ作られる飴色の輝きが美しい大樋焼の茶碗は、抹茶の鮮やかな緑色を鮮やかに引き立てます。館の学芸員でもある奈良さんの解説の元、お茶の世界をつくるのに欠かせないお道具について見識を深めながら、お茶の体験へと思いを膨らませていきます。
そして、奈良さんの教場である好古庵に移動し、実際にお茶を体験します。奈良さんの教場は、かつて裏千家を興した仙叟宗室が、前田家5代の綱紀公から拝領し住まいとした土地にあります。仙叟宗室は、千利休の曾孫にあたりますが、豊臣家に千利休がいたように、加賀藩の前田家にいたのが、仙叟宗室でした。 通常は立ち入ることのできない、裏千家にとって特別な縁の場所で行われる茶席は、金沢と茶の湯の歴史の一端をそっと掴むような体験です。
2日目は、諏訪さんによる「茶の湯」をテーマにした新たなあじわいを体験します。
諏訪さんにとっても初めての試みとなる茶の湯の席。諏訪さんの新たな挑戦として、「お茶をあじわうことを通して浮かび上がる、それぞれの自分自身の感覚」をテーマにお茶会を創作して頂きます。それは、これまでにゲリラレストランを始めとした諏訪さんの活動を体験したことのある方にとっても、新たな体験となること間違いありません。
諏訪さんのさまざまな活動の根源となる「誰もが持っている感覚、感情、欲望といった目に見えない自分自身の中とどう向き合うか、を改めて意識することで見えてくる新たな自分」というテーマ。それに通じる禅の思想と縁が深い会場、鈴木大拙館にて諏訪さんによるあじわいの体験が繰り広げられます。
鈴木大拙館は訪れる人々が仏教哲学者・鈴木大拙の考えを理解し、自ら思索するための場として設立されました。禅の思想、そして鈴木大拙の思想を体感できる場としての鈴木大拙館と、そのあじわいの体験はお互いに響きあうことでしょう。
日本に住んでいても、これほど深く密にお茶と触れ合う機会はなかなかありません。また、諏訪さん独自の切り口で創りだされるお茶の世界は、伝統的な茶道とは全く異なる刺激になるでしょう。2つの異なるお茶の体験をどうぞお楽しみください。
宿泊は、加賀屋グループの「金沢茶屋」。
格子や畳文化の伝承など、古き良き金沢の“和”にこだわった客室は、やすらぎのひとときを演出。
料理長自ら仕入れするこだわりの加賀料理と心づくしのおもてなしが、旅の体験を更に彩ります。
また、樹齢2000年の香り豊かな「古代檜漆風呂」と「庭園風呂」(男女入れ替わり)が旅の疲れを癒してくれるでしょう。
くつろぎの旅情を、大人の贅が包み込みます。
通常1室3~4名でのご宿泊となりますが、お一人様でご宿泊されたい方はご相談下さい。