日本の伝統文化、そこからつながる現代を体験する京都の旅


Premium Experiences
  1. 通常非公開の平等院養林庵書院を見学
  2. 京都の老舗料亭「菊乃井」にて山口晃を囲んで会食、席画の披露

今回のカルトラツアー第8弾は、国内最高ランクの国宝や名勝、美術品を多数保有する古都・京都。初夏の訪れとともに、新緑の匂い立つ6月は、京都の情緒あふれる光景を心ゆくまで楽しめる季節です。緻密な描きこみとユーモラスなモチーフを採用した作風で、世界的に知られる画家・山口晃さんと一緒に、京都が育んだ豊かな文化を2日間たっぷりと味わいます。山口晃さんは2012年に平等院内の重要文化財・平等院養林庵書院に複数の襖絵を奉納したことでも話題を集めました。

平等院 養林庵書院 奉納襖絵 2012
平等院 養林庵書院 奉納襖絵 2012
襖14面 和紙に墨(撮影:豊永政史)
©YAMAGUCHI Akira, Courtesy Mizuma Art Gallery

本ツアー第4弾でも拝観した「平等院養林庵書院・奉納襖絵」の拝観から始まります。通常は非公開である本作品をご本人より解説いただく、大変貴重な機会となります。時間を積み重ねた史跡と現代の絵師が織りなす新しい空間を、心行くまでお楽しみください。

昼食は、平等院からほど近い料理旅館にて。山口さんとご一緒に豊かな旬の食材をちりばめた本格的な京料理を堪能できます。

世界遺産にも登録されている、通称「西本願寺」、市民からは「お西さん」と呼ばれ親しまれている龍谷山本願寺です。山口晃さんから見どころを聞きながら、京都の長い歴史に思いを馳せます。

夕食までの間は、今回の宿である「HOTEL ANTEROOM KYOTO」にチェックイン。エントランスは彫刻家・名和晃平さんがアートワークをディレクションされており、ご自身の作品も展示されています。施設全体にアートの要素が取り入れられたとてもスタイリッシュなホテルです。ホテルスタッフの方々のサービスも好評で、京都に行く際は必ず行きたくなるというリピーターも多いそうです。

夕食は、ミシュランガイドで三ツ星を獲得している老舗料亭「菊乃井」の絶品料理。昨年「和食」のユネスコ世界無形文化遺産認定にご尽力されたご主人・村田吉弘氏さんには、山口晃さんの作品をイメージし、スペシャルメニューをご用意頂きます。この日限りのコラボメニューをお召し上がりいただくとともに、村田さんと山口さんの対談、そして山口晃さんによる席画会を行います。

席画とは、宴席などの人前で、客の注文に応じて即興で描かれた絵画のことを指し、江戸時代に流行しました。私たちが知る山口さんの緻密な画風とはまた一味違った要素が見られるかもしれません。伝統と現代を融合した、新しい表現を追い求めるプロフェッショナル達の貴重なトークと併せて、ご期待ください。

二日目は、山口さんがお勧めする、通常非公開の古寺を解説頂きながら巡る贅沢なツアーをお昼頃まで予定しております。

山口晃さんと共に、日本文化の神髄が染み渡った名所を巡る、今回のプレミアムツアー。見過ごしがちな、ふとした意匠とそこに盛り込まれた京都の美意識、そして私たちの根底に流れる日本人のモノの「見方」を、初夏の京都の風景と合わせて十二分に体験することができる、一生に一度のツアーになることは間違いありません。ぜひともこの貴重な機会をお楽しみください。

百貨店圖 日本橋 新三越本店 2004
百貨店圖 日本橋 新三越本店 2004
紙にペン、水彩 59.4.ANW84.1cm
©YAMAGUCHI Akira, Courtesy Mizuma Art Gallery
四天王立像「廣目天」 2006
四天王立像「廣目天」 2006
カンヴァスに油彩、水彩、墨 194 x 97 cm
撮影:木奥恵三
©YAMAGUCHI Akira,
Courtesy Mizuma Art Gallery
子の字引留行形柱 2010
子の字引留行形柱 2010
紙にペン、水彩 35 x 24 cm
撮影:宮島径
©YAMAGUCHI Akira,
Courtesy Mizuma Art Gallery
菊乃井 京都本店
菊乃井 京都本店
懐石イメージ
懐石イメージ
お二人の写真
お二人の写真
Specialist
  • 山口晃
    Profile
    1969年東京生まれ、群馬県桐生市に育つ。96年東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。
    2001年第4回岡本太郎記念現代芸術大賞優秀賞。2013年自著『ヘンな日本美術史』(祥伝社)で第12回小林秀雄賞受賞。
    時空が混在し、古今東西様々な事象や風俗が、卓越した画力によって描き込まれた都市鳥瞰図・合戦図などが代表作。観客を飽きさせないユーモアとシニカルさを織り交ぜた作風も特徴のひとつ。絵画のみならず立体、漫画、また「山愚痴屋澱エンナーレ」と名付けた一人国際展のインスタレーションなど表現方法は多岐にわたる。
    公共広告機構マナー広告「江戸しぐさ」、成田国際空港、地下鉄13号線のパブリックアートなどを手がけ幅広い制作活動を展開。五木寛之氏による新聞小説「親鸞」の挿絵を2008年秋より通算2年間担当し、現在「親鸞 完結篇」を連載中。
    07年上野の森美術館での会田誠との二人展「アートで候。 会田誠 山口晃展」、11年にはNYのジャパン・ソサエティにて「Bye Bye Kitty!!!」展(アメリカ)に参加、12年メゾンエルメス8階フォーラム(東京)にて個展「望郷TOKIORE(I)MIX」、13年群馬県立館林美術館にて個展開催。
    2012年には平等院養林庵書院に襖絵を奉納。近著に『山口晃大画面作品集』(青幻舎)、『すゞずしろ日記 弐』(羽鳥書店)。
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  • 村田吉弘
    Profile
    京都・祇園の老舗料亭「菊乃井」の長男として生まれる。立命館大学在学中、フランス料理修行のため渡仏。大学卒業後、名古屋の料亭「加茂免」で修行を積む。1976年実家に戻り、「菊乃井木屋町店」を開店。1993年株式会社菊の井代表取締役に就任。自身のライフワークとして、「日本料理を正しく世界に発信する」「公利のために料理を作る」。また「機内食」(シンガポールエアライン)や「食育活動」(医療機関や学校訪問・講師活動)を通じて、「食の弱者」という問題を提起し解決策を図る活動も行っています。現在NPO法人日本料理アカデミー理事長。
    ≫ 菊乃井
TourInfo
京都
  • 旅行日程
    2014年6月21日(土)~6月22日(日)
  • 旅行泊数
    1泊2日
  • 募集人数
    30名(最少催行人員20名)
  • 応募締切
    1. 2014年5月25日(日)
      追加募集:2014年6月9日(月)迄
  • 添乗員
    1. 山口晃さん他、1名以上同行します。
  • カテゴリ
    ガイドツアー
  • 料金プラン
    1. 京都から参加される方
      ¥98,000(税込・お一人様)
    2. 東京から参加される方
      ¥124,160(税込・お一人様)
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HOTEL ANTEROOM KYOTO HOTEL ANTEROOM KYOTOHOTEL ANTEROOM KYOTO HOTEL ANTEROOM KYOTO

国内外を問わず、世界中から京都を訪れる方々に向けた今までにない新しいスタイルのホテル。友人が集う場に遊びにきたような居心地の良さも兼ね備えながら、京都の今を表現するアートやカルチャーが集まる刺激に満ちた場を提供しています。

※追加募集分については、アンテルーム京都ホテルと同等のホテルでの宿泊となります。

Itinerary
  1. DAY1
  2. DAY2
山口晃×村田吉弘