カルトラの第二弾は、国内外のミュージシャンや市井の人々を捉えたモノクローム写真で人気の写真家、ハービー・山口さんと行く滋賀への旅。
1973年より約10年をロンドンで過し、デビュー前のボーイ・ジョージとルームシェアをするなど、当時のパンクロックやニューウェイブに湧くロンドンを生き生きと捉えた写真で注目されたハービーさん。帰国後も、山崎まさよし、福山雅治など多数のミュージシャンや俳優や市井の人を撮り続け、2011年度日本写真協会賞作家賞を受賞するなど、日本のスナップポートレート写真の第一人者です。
今回の旅では、そんな彼のこれまでの作品約150点を展示する滋賀県立近代美術館での大規模な個展「HIKARICAL SCAPE 雲の上はいつも青空」をハービーさん自らご案内いただくほか、スライドトークや、琵琶湖畔や近江八幡など風情ある町を歩いて写真ワークショップを行い、参加者一人一人のポートレートを撮影していただきます(後日、ハービーさんによる8×10サイズのオリジナルプリントとして送付)。夜にも、写真の講評会やハービーさんを囲む懇親会など、少人数だからこそ、ゆっくり語り合う時間も。
「僕のなかでは青空は希望という意味をふまえている。人間は希望を失ったら終わりである。希望をもっている限りそれは生命力につながる。」
自身のエッセイでそう記すハービーさんは、孤独だった少年時代を経て写真を始めて以来40年あまり、一貫して「希望」というテーマで撮り続けてきたといいます。誰しも見上げれば、そこにあるはずの希望。市井の人の一瞬の希望の輝きを捉え、柔らかいモノクロームに定着させた写真を見ていると、人生には誰にでもすばらしい一瞬があることに改めて気づかされます。
真の他にも、エッセイの執筆や、ラジオ、テレビのパーソナリティーも務めるなど、気さくで話し好きなハービーさんと話をしていると、彼の写真のべースに、その優しい人柄があることを感じます。そんな彼は今回の旅で、あなたのどんな表情を、どんな希望を映しとるのでしょうか。
ハービー・山口さんに「希望」のポートレートを撮影してもらう旅。この貴重な機会に滋賀へ、是非一緒にご参加ください。
琵琶湖畔ならではの美しい眺望、温泉の露天岩風呂も魅力。四季を通じて非日常空間へ誘う洗練されたホテル。