2014.Jul.24
宮島達男さん×山出淳也さんによるトークイベント@OVER THE BORDER
7月20日(日)13時半から、国東半島芸術祭Tokyo Preview展の会場でトークイベントを行いました。
ゲストにお迎えしたのは宮島達男さんと山出淳也さんのお二人です。
参加者の皆様のお手元には、国東半島芸術祭のプレスリリースをお配りしました。
現在公開されている情報よりも少し踏み込んだ内容をトーク前にじっくり読まれている方もちらほら。
トークイベントは国東半島芸術祭総合ディレクターである山出淳也さんによる、芸術祭の説明から始まりました。
「国東」という土地自体が持っている力があり、そこでしか鑑賞しえない作品を見に来てほしいと語る山出さん。
近年地方芸術祭は数が増えてきていますが、国東半島芸術祭は何と言っても「チャラくない」ところが特徴と
何度も強調されていたのが印象的でした。
羽田空港から直行便で2時間足らずという手軽さではありますが、着いてからがすごい!とのこと。
絶対にビーチサンダルでぷらぷらっと行くことのできない場所に、
必死になって辿り着いた時にだけ出会える経験があるという言葉には説得力があります。
国東半島芸術祭にアーティストとして参加されている宮島達男さんは、芸術祭に参加するきっかけのお話からされていました。
色々な芸術祭がある中で、どこにも基本的に参加するつもりは無かったという宮島さん。
それでも、山出さんのおっしゃる「半端な気合では見に来れない芸術祭」という魅力と、
作品を設営するための場所を現地のスタッフが凄まじい努力で探しだしてくれた熱意に惹かれて
参加を決めたというエピソードに、現地で宮島さんの作品を見てみたい!と思いが膨らみます。
これまでの国内外で展示された作品の説明を、映像や写真を交えて拝見することができ、
とても贅沢な時間を過ごさせて頂きました。
地域密着で行う芸術祭ならではの、地元の人との交流の楽しさや作品設置に至るまでの苦労、色々なお話をして下さいました。
国東の地元ならではのお祭りや、環境、食文化の話になると宮島さんと山出さんの仲の良さの伺える掛け合いで
会場は笑いに包まれ、とても楽しいイベントになりました。
最後に質問タイムを設けたのですが、参加者の皆様、本当にたくさんの質問を挙手して下さって、驚きました。
更には、参加して下さった方の大分県出身者率の高さにびっくりさせられたり、
みなさん真剣そのもので作品や芸術祭のコンセプトに踏み込んだ質問をされてメモを取られたり、
有意義な場を作ることが出来たのではないかとArtLAB一同嬉しく思っています。
何と言っても、このトークイベントが終わって思うことは、
「国東半島芸術祭に行きたい!」ということだったのではないでしょうか?
生半可な気合ではなく、真剣そのもので芸術祭に出かけて、そこにしか無い作品に出会いたい。
そう強く思わされる場を作って下さった宮島達男さん、山出淳也さん、本当にありがとうございました。
国東半島芸術祭は、今年10月4日から開催です。
宮島達男さんの「成仏プロジェクト」作品制作ワークショップ参加者募集中。詳細は国東半島芸術祭のホームページにて。
国東半島芸術祭:
kunisaki.asia/